作業事例詳細
強風がなくても倒れる木|キハダの倒木事例からわかる危険木の見抜き方 (京都府)
先日、歩道沿いで倒木したキハダ(黄檗)の対応を行いました。
当日は台風や強風といった気象条件はなく、「なぜこの木が倒れたのか?」と疑問に思われる方も多い状況でした。
しかし、倒木後の断面を確認すると原因は明確でした。
一見すると健全に見えていたキハダですが、倒木後の断面から根元の腐朽と分解菌の進行が確認できました。株別れしている樹木では、こうした内部腐朽が原因で強風がなくても倒木するケースがあります。
倒木後に判明した“根元の腐朽”という致命的な状態
写真をご覧いただくと、
幹の根元部分に大きな空洞(腐朽部)が形成されているのが確認できます。
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赤い矢印:倒木したキハダ(すでに伐採処理後)
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赤い円:もともとキハダが生えていた位置(株元)
この木は株立ち(株別れ)状態で成長しており、
その分岐部から内部腐朽が進行していました。
株別れしている樹木は、
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水分が溜まりやすい
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枯枝や落ち葉が腐朽菌の温床になる
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少しの傷で内部が空洞化しやすい
という特徴があり、倒木リスクが高い構造です。
分解菌の存在と、キハダという樹種特性
さらに詳しく確認すると、
「腐朽部には分解菌の菌糸(白い繊維状のもの)」も見られました。
キハダは比較的木質が柔らかく、
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心材が分解されると支持力が急激に低下
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見た目以上に「突然倒れる」リスクが高い
という性質があります。
今回も、
「風が強くなかったのに倒れた」=内部からすでに限界だった
という典型的なケースでした。
外見だけでは判断できない「危険木」の現実
多くの方が、
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葉が青い
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幹が太い
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まっすぐ立っている
といった外見だけで安全判断をされがちです。
しかし実際には、
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株元の形状
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分岐部の割れ・湿り
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樹皮の浮き
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キノコ・菌糸の有無
といった点を専門的に診断しなければ、
倒木の兆候は見抜けません。
私たちは「伐採だけをする業者」ではありません
私たちは伐採業者ですが、
単に木を切ることをゴールにはしていません。
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この木は今すぐ伐採が必要か
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剪定や部分伐採で維持できるか
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予算を抑えて安全性を高める方法はあるか
こうした事前判断・リスク評価こそが最も重要な仕事だと考えています。
我が家の木は大丈夫?と感じたら
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歩道や道路沿いの木
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家や電線に近い木
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株立ち・根元が複雑な木
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過去に断幹・強剪定された木
これらは特に注意が必要です。
「倒れてから」では遅いケースが多いため、
少しでも不安があれば、早めのご相談をおすすめします。
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